・・・さて本題です。交信する方法は基本的に2通りあります。
一つは、自分がCQ(シー・キューという)を出す方法。
CQとは不特定多数の無線局に交信を呼びかける言葉です。
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☆CQの一例☆
BEJ |
「CQ、CQ、CQ、こちらはJS2BEJ、お聴きの局がありましたらQSOをよろしく!受信します。どうぞ」 |
もう一つは、CQを出している局に対して呼びかける方法です。
CQ局 |
「CQ、CQ、CQ、こちらはJ○○○です(中略)どうぞ」 |
BEJ |
その1「J○○○(相手のコール)、こちらはJS2BEJです。どうぞ。
その2「JS2BEJ (自分のコールのみ)
その3「JS2BEJ calling you!」 |
上のどちらの交信でも交信の基本は、相手のコールサインを間違えなく聞き取り、交信時間を記録し、相手の信号の「了解度(Readability)と信号強度(Signal
Strength)=RSレポートという)」を伝え、相手に届いている自分の電波のRSレポートを、相手から伝えてもらうことが「交信成立」の条件です。
この場合、第三者の局がお節介にも教えてしまうとダメです。
RSレポート(CWの場合はRSTレポート:Toneもあるので) |
了解度
(readability) |
意 味 |
信号強度
(signal strength) |
意 味 |
5 |
完全に了解できる |
9 |
きわめて強い |
4 |
困難なく了解できる |
8 |
強い |
3 |
かなり困難だが、了解できる |
7 |
かなり強い |
2 |
かろうじて了解できる |
6 |
適度な強さ |
1 |
了解できない |
5 |
かなり適度な強さ |
RSレポートは受信している人が判断します。
多少信号が弱くてもはっきり聞こえていれば59のレポートを送る人もいます。
無線機にはSメーター(信号強度を示す)がありますが、これはあくまでも目安です。 |
4 |
弱いが受信容易 |
3 |
弱い |
2 |
たいへん弱い |
1 |
微弱でかろうじて受信できる |
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運用の一例
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BEJ |
「・・・了解です。コールはJ○○○ですね。こちらからRSレポートは ファイブ・ナイン、ごう・きゅう(59)をお送りします。どうぞ」 |
他局 |
「了解。59ですね。ありがとうございました。こちらから同じくファィブ・ナイン(59)をお送りします」 |
そのあとは、お天気の話や使っている無線機、アンテナの紹介、そしてQSLカードの交換の約束をしたりします。 |